私にとって3度目となる2月議会が開会しました。予算を審議するため他の定例会に比べて会期が長いのが2月議会の特徴です。何度経験しても議会開会日は特に緊張感が走ります。
所信表明として「提出議案知事説明要旨」という小冊子(知事の読み原稿)が各議員の手元に配布されるのですが、今回このボリュームが過去最大の分厚さ。40ページにもわたる力作です。時間短縮を意識してか、和服姿の知事はこれを、序盤の信念を述べる部分はゆっくりめで熱く語り、中盤から終盤にかけての政策項目は極めて早口で進める。時間にして約40分。ほとんどつっかえない知事を見て、「やはり事前練習は行うものなのか?」などとくだらない考えがチラッと頭をよぎります(笑)
所信の最大の見せ場は、3ページ半も費やした「佐渡ー羽田航空路について」でしょう。北陸新幹線問題までを引き合いに出し、「今回がラストチャンス」、「社会政策的な観点から公的支援による維持・確保が必要」などと訴えますが、一方で「一時の赤字を理由にして離島を切り捨てることは、都会が地方を切り捨てる思想ともつながるものではないかと憂慮」とか「将来的には利益を生むもの」と少々過激ともとれる表現もチラホラ。議会からは否決される見通しの中、それだけ知事も追い込まれているということなのでしょうか。ちなみに私の所属する会派「民主にいがた」は、本会議直後の党議において、現段階では「反対」の姿勢で一致しました。
夜、上越市プラス妙高市出身の県庁職員と議員との懇談会「妙高会」に出席。今年で61回目となる由緒ある会です。冒頭のあいさつで、私からは、日頃の新潟県発展に向けたご尽力と、私たち議員を通じて県民を見据え常日頃各議員に協力を惜しまないでいて下さることに敬意と感謝を申し上げて参りました。このように、普段接する機会の少ない若手職員と語らいあえることは大変ありたがいものです。幹事さんをはじめとした関係各位に心から感謝です。
これから3月25日までの長丁場。「とことん上越」で頑張るぞー!!