今日は、朝5時から始まる実践倫理佼成会主催の「記念朝起き会」に出席。誠に僭越ながらも、5分ほどの演壇に立たせて頂きました。
会終了直後、残った方々で円座になってのミニお茶会がスタート。私の隣に座った方から、本日の新聞一面に躍った「民主党の衆院議員の陣営が北海道教職員組合から違法な選挙資金を受け取ったとされる事件」について見解を求められました。質問の奥底から、その方の民主党に対する強烈な不信感が滲み出ているのを感じ、事件の動向を注視しなければ現段階では何とも言えないという前置きのもと、申し訳なさと、でも期待してほしい、といったような見解を表明。苦しいですね。
このところ、民主党に対する不満をぶちまけてくる方々が多くなってきたことは間違いない。それだけ民主党に対する期待が高い証とも言えなくもありませんが、政治とカネの問題を経て、民主党に対する信頼はもとより、政治そのものに対する信頼が急激に低下しているのではないかと、強烈な危機感を覚えずにはいられません。
私たち市民・国民がいて政治が成り立っている。一方で、政治があって私たちの暮らしがある。そう考えると、国民と政治とは一体の関係にあると言っても決して過言ではありません。その一方が他方に対し不信感を抱けば抱くほど、バランスを失し、日本は前へと進むことが困難になるのではないでしょうか。
民主主義国家において、とりわけこれだけのIT化社会においては、政治の信頼感を高めるということは政治・政治家にとって永遠の課題と言えなくもありません。しかし、そうした中だからこそ、私たち政治家ひとりひとりが真剣に襟を正し、地道に信頼を勝ち取っていかなければなりません。「市民の信頼なくして政治なし」。私自身、いち政治家として、この点を肝に銘じて活動して参ります。