今日は本会議場における一般質問2日目。6名の議員が壇上に立ち、知事や関係部局長などに質疑を行いました。
論戦の中で私が特に注目したのは2点。
ひとつは、BSE問題に関する質問に対し、知事が「全頭検査を継続して参りたいと考えている」と仰ったことです。県民・国民の生命・健康の脅威となるBSEについて、厚生労働省では全地方自治体で実施している20ヶ月齢以下の牛への検査を2008年7月末で終了するように求めており、検査費用の助成についても打ち切ることとしました。これに対し知事が全頭検査継続を約束したのですから一安心。今後は、検査費用にどれくらいかかり、県としてどれだけの負担を負うつもりなのか、そしてどういった手続きで事務を進めていくのか等、詳細をチェックして参ります。
ふたつめは、今臨時国会で提出・可決される見通しの「被災者生活再建支援法改正案」の効果について。本法案は、これまで霞ヶ関のお役人が頑として首を縦に振らなかった「住宅再建への補償を可能とする」もので、その効果が先の中越沖地震にまで遡るのか否かが大きな争点となっています。
この問題は、遡及効果を求める民主党と、遡及効果までは認めないとする政府・与党の対決でもあります。そこで知事のスタンスは政府・与党寄りになるのかと思いきや、中越沖への遡及効果を求めていく姿勢を強調されました。ただし、現実的には遡及は難しいとして、認められない場合にはフォローアップ施策を講じていくとも言及されていました。今後はその内容に注目です。
いずれにしても、中越沖地震の復旧・復興には懸命で地道な努力が欠かせません。私も県議会の場から、今後とも被災された方々の暮らしを最優先に考える施策を粘り強く訴えて参ります。