今日は夜9時からのNHKスペシャルに義父である筒井信隆先生が出るというので、家族揃ってテレビの前に大集合。日頃あまりテレビを見ない私も冬の風物詩である「おこた(こたつのこと)」にくるまり番組を拝見しました。
番組は、2大政党制に近づいている現状と課題についてまとめるもので、筒井先生の出番は中盤あたり。「農業者戸別所得補償法案」のとりまとめ役として、地元と国会での活動にスポットが当てられていました。
見終わった後の私の感想は、この番組編集者は、与党に対しては危機感を煽り、野党に対しては地に足の着いた政治をと警鐘を鳴らす、非常にメッセージ性の強い番組だなと感じたことです。
とかく2大政党制における「ねじれ国会」は国政の停滞を招きかねないなどという批判に近い声も耳にします。しかし、私はこの状態を「真の政権交代に向けた産みの苦しみ」だと考えています。長年の一党支配によって溜まりに溜まった膿を根こそぎ出すためには避けて通れない苦しみであり、ここを国民の皆さんと乗り切ることで初めて真の政権交代が実現し、政治が新たな時代に突入するのです。
苦しみに耐えかね中途半端な改革で終えるのか、それとも苦しみを乗り越えた先の抜本改革を望むのか。まっとうな未来に向けた国民の選択が今問われています。