活動

活動

2008年03月19日

活動記

2008年3月18日 自民党強行採決

 朝いちで上越から県議会入り。明日の定例会最終日の本会議上で、私は「米価下落等に対する農業の所得確保対策に関する意見書」について3~5分程度の趣旨説明を行うことになっているためAその原稿作成の準備。農政に力を注ぐ私にとって力の見せ所ともいえます。

 10時、厚生環境委員会開会。提出されている要望や陳情に対する委員会としての姿勢を明確にするため、多数決をもって議決を図ります。
 委員会は10分弱ほどで終了。これにて2月定例会の委員会が全日程終了しました。
 その後、一旦執務室に戻り、今度は議会運営委員会の開会に同僚議員とともにオブザーバーとして参加。本日、自民党提案の一般質問の制限に関する案が採決される見込みということで、その動向を伺うべくの出席です。

 委員会室に足を踏み入れると、なんとテレビカメラが多数いるなど、ものものしい雰囲気が漂っていました。そんな中、事務局の方が空けて下さった最前列の椅子に腰掛け、議論を伺います。
 一般質問制限案の議論を待ち構える私やマスコミをよそに、それ以外の議題が委員長の采配で粛々と進められ、そしていよいよ本日のメインテーマに突入。自民党の趣旨弁明を皮切りに、民主にいがたと自民党の生の討論がスタートしました。自民8人に対し民主2人という圧倒的不利な状況の中での論戦に突入です。
 時間にすれば1時間超でしたでしょうか。議論は平行線をたどるばかりで結局合意に至らず強引に採決の方向へ。議運に出席している「民主にいがた」の代表と幹事長の2人が「それならば」と退席したのを合図に、すかさず同僚議員とともに胸ポケットに忍ばせておいた「強行採決反対」の紙を取り出し掲げました。すると議運委員から「ルール違反だ!」「出てけ!」などと怒号が飛び交う始末。委員長もそれに倣って「退場して下さい」の命令。やむをえず退場しました。
 
 議運終了後、各自で昼食をとった後、緊急の党議。どうやらアノ場では採決には至らず休憩に入ったとか。しかし、野党議員が欠席する中でも、午後には数の力で採決されるだろうとの見通しが示されました。分かっていたとはいえ、無念です・・・。

 議運の場において某議員がいみじくも仰っていましたが、今回の自民党の対応はまさに「議会の自殺」にあたると私は考えます。議場という公開の場において多様な意見が出されそれを議論することは県民生活の向上に間違いなくつながるはず。議員一人当たりの質問時間や議会運営という枠に捕われ県民生活向上という視点が霞む今回の自民党の対応は、今後の県政運営に大きなしこりを残したと言えるでしょう。新潟県政が新しい時代に突入してしまいました。

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