本日は2月定例会閉会日。一般会計予算案をはじめとする提出各議案についての採決、各委員会における審議結果の報告、そして各会派が提出する意見書案についての議決などを行いました。 その中で私の出番は、「民主にいがた」会派を代表して、第15号議案の「米価下落等に対する農業の所得確保対策に関する意見書」についての趣旨弁明を行うこと。先日の党議で役割分担がなされたのです。
この趣旨弁明について、実は朝起きた段階では原稿が出来上がっていませんでした。ここのところ多忙を極めていたため、言うべきことはほぼ頭の中でまとめていたのですが、まだ文面には落としてなかったんですよね。そこで、朝いちで議会へ向かい、執務室にこもって超集中しての原稿作成。11時から党議が始まるまでの2時間30分で何とか完成しました。ふー、間に合ってよかった。。。原稿をご覧になりたい方は、トップページの最新情報をクリックして下さいね。
11時党議。一般質問制限についての確認と、最終日の採決の最終チェックなどをすりあわせ。つまりは、会派所属議員全員の意思統一ですね。
13時、本会議開会。議長の采配のもと、粛々と議案が消化されていきます。そしていよいよ私の出番。議長からの指名に対し「はい」と手を上げ壇上へと向かうと、そこからヤジが飛んできました。なかには「それ(議場で意見)さえしなければいい男なのになぁ」などと、褒めているのかけなしているのかが微妙なヤジを賜わる始末。また、壇上に上がったら上がったで、私の敬愛する自民党の某先生から「財源はどうするんだ!」との突っ込みまで頂戴しました。議会が活気づくヤジ、大歓迎です。いざ趣旨弁明開始!
本意見書案は昨日の議運ですでに否決されることが確定していましたが、それでも自民党をはじめとする与党サイドの議員の方々に翻意を促すべく、熱く気持ちを込めて訴えて参りました。ですが、結果はやはり変えられず。議会における数の論理という名のぶ厚い壁に押しつぶされてしまいました・・・。
以上をもって1ヶ月超にわたる2月定例会が終了。すぐに上越に戻り会合に出席。その後、秘書の水口さんと近所の居酒屋で簡単な打ち上げ。議会が終わった「ホッと」感が、のど元に流れるビールの味わいをより深くしてくれます。
平成20年2月議会は、自民党が数の圧倒的差を背景に、強引な議会運営を実際の行動に移し始めたとして歴史に残るでしょう。これで味を占めた自民党が次回定例会以降どのような強引かつしたたかな姿勢を打ち出してくるのか。県議会の多様性の終わりの始まりです。