日中、議会準備等の業務を終え夕食をとろうと外に出た矢先、ふとある映画のことを思い出しました。そこで宿泊先に一旦立ち寄りインターネットから上映場所と時間をチェック。どうやら市民映画館の「新潟シネウインド」でやっているんだそうな。
映画を観ようと思い立った時にはすでに次の上映時間が迫っていたので、腹の減り具合は我慢できると確認し、急ぎ映画館へと向かいました。
作品は「コドモのコドモ」。つい先日、新聞紙面で目に付いた話題(?)の映画でした。どうやら漫画が原作で(私は読んだことはありませんが)、なんと小5の女の子が妊娠し子供を産むという衝撃的な内容。その女の子が仲間や家族の協力を得て見事出産を果たすというハッピーエンド的な締めくくりで終わります。
上映時間は122分と通常の映画の時間と変わりはないのですが、見終わった後ドッと疲れが。内容があまりにショッキングすぎてどう評価していいのかとまどうばかりでした。
物語としては、大変難しいテーマにもかかわらず緊張感を絶やさぬ作りで非常に面白い出来になっていると思いますが、一方で、妊娠と出産にクローズアップされすぎていてその後の子育てに言及しきれていないことや、主人公が周りに助けられ想いを遂げるというハッピーエンド的な結末がともすれば観た子どもたちに「自分も同じことをしてみたい!」という憧れに似た気持ちを抱かせてしまうのではなかろうかなどと心配になります。複雑ですね・・・。
ハッピーエンドの映画を観たにもかかわらず宿泊先へと向かう足取りが重たく、食事をとる気分が全くなくなるという初めての経験をさせてもらいました。
果たしてこの映画、皆さんはどう評価されるのですかね。観たという方がいらっしゃったら、私のHPのお問い合わせ欄からそのご感想を伺いたいものです。