昨日、天下分け目の決戦に終止符が打たれました。結果はご周知の通り、私たち民主党の劇的かつ歴史的な大勝利に終わりました。
今回の戦いは私たち陣営(特に新潟6区)にとってある意味難しい選挙でもありました。というのも、戦前から「筒井は間違いない」とか「民主党には大きな風が吹いている」という雰囲気に覆れていたため、対外的には情けや人間関係などで訴える相手方に票が流れやすい土壌となり、対内的には選挙にとって最も大切な緊張感や切迫感が油断によって弛緩しかねないからです。いかにして投票箱の蓋が閉まるまで全力で戦い続けるか。これが今回のわが陣営の大きなテーマだったのです。
その甲斐あってか、ここ新潟6区では相手候補に比例復活を許さない票差を得ることができましたし、新潟県内全てにおいても同様の大勝利を勝ち取ることができました。それほど今回は「今の閉塞感を何とかしてほしい」「政治を変えてほしい」という有権者の切実な想いが弾けたのでしょう。この重い負託を受けた新政権与党・民主党の責任は重大です。
今回の選挙で残念だったのが、尋常ならざる自民党のネガティヴキャンペーン攻撃です。人は追い込まれると本性が出ると言いますが、自民党もここまで地に落ちたかという感が否めません。特に、上越は上杉謙信の「義のくに」なはず。こうした行動に触れた国民が結果、政治を政治家をどのように受け止めるかという考えに至らなかったのでしょうか。健全な民主主義の根幹をなす政治・政治家の信頼感を損ねた罪はあまりにも大きい。今回の敗戦を機に、自民党は自身の体質そのものを見直すべきでしょう。
今回の勝利は、どちらかといえば「民主党に入れよう」という期待感よりも「今の自民党では駄目だから」という消極的な投票行動からきているものでしょう。民主党はそれだけまだまだ足元が固まっていない中での船出ということを大いに自覚しながら、連立にあっても約束した公約は必ず実現しなければなりません。
国民の「変えてほしい」という負託とともに、ようやく我が国は新たな歴史の扉をこじ開けることができました。正しい方向に進んでいることは間違いありません。未来の発展に向けての新しい日本づくりに対し、私も新潟県議会から全力で後押しして参りましょう!