7月1日は産業経済委員会3日目、農地部に対する質疑が行われました。
私は「とことん上越」を意識し、大きく3点について質問しました。
以下に質問レジュメを載せますので、ご覧下さい。
<平成25年7月1日 農地部質問>
1、水利施設百選について
⇒当日に配布された資料であり、その場で急きょ質問を考え、部局にぶつけました。
①水利施設百選を決定したが、産業観光にもなりうるので、産業労働観光部との連携を深めながら、観光ポイントとしてのPRも意識すべきと考えるがいかがか。特に、首都圏の方々に対し、新潟県の農業の文化・歴史に触れてもらうことは、農業の多面的機能に対する理解を深めることにも繋がるので、首都圏へのPRに力を注いで頂きたいと考えるが、いかがか。
②土地改良100周年式典に出席した。その時放映されたDVDによる映像に非常に感銘を受けた。先人たちのあの懸命な取組みがあって、今の農業があり、今の新潟県があるということをかみしめた。水利施設百選とともに、この貴重な映像を県民に幅広く伝えるべきと考えるし、特に子供たちに見せてあげたい。学校教育にも働きかけるなどして、百選と映像の県民への浸透を図って頂きたいと考えるが、いかがか。
⇒「産業労働観光部との連携も考えていきたい」、「(首都圏へのPRについて)広報の中で考えていきたい」、「(教育現場などへのDVD等による啓蒙活動について)今後の課題として持ち帰らせて頂きます」との答弁を頂きました。
2、天水田干ばつ被害について
⇒東頸城をはじめとする上越市内各地で起こった干ばつ被害について、一般質問の答弁を更に掘り下げ、被災者にとってより良い制度を確認するとともに広報の充実を求めるべく質問しました。それにしても、天水田の定義には明確なものが無いというのにはビックリしました。
①干ばつによる水田被害の状況と渇水対策
②天水田の定義について県はどのように考えているのか
③県内の天水田の実情と被害状況、および全体被害の何割が天水田か
④一般質問の答弁で「地域の状況に応じて必要な支援をしてまいります」とのことだが、「必要な支援」とは具体的にどのような支援か
⑤「必要な支援」等、可能性のある支援や補助金についてはより充実した広報体制をもって天水田地域の方々にも情報をお届けするべきとの意見について
⇒おおむね前向きな答弁を頂きました。
3、ストックマネジメント計画について
⇒農業土木予算が削減傾向にあった中で、新規よりも耐用年数更新を控えた水利施設の長寿命化に努めるべく「ストックマネジメント計画」を策定中です。その内容と今後の見通し等について確認するとともに、上越市内(例えば板倉区)で30年~40年前に30aで整備した圃場が水の流れなどで課題が出てきていることから、この再整備についてもしっかりと執り行ってほしいと訴えるべく質問しました。
①計画のスケジュールと保全計画の選別基準
②地域の農業場によっては、単に水利施設を補修したり補強したりするといった処方箋だけでない課題もある。こうした課題の解決には、ストマネだけではない方策を地域の関係者と相談しながら進めるべきではないか。水利施設の維持補修だけのワンパターンでなく、圃場の再整備(面的な再整備)と合わせた事業が必要。
⇒農地部長から「ストックマネジメント計画を作った施設固有でやるということではなくて、やはり、状況に応じて見直しをしますし、その地域が抱えている課題に応じて色々な処方箋を取っていくような目で、地域の皆さんと一緒に対応していくというのが重要だと思います」との答弁を頂きました。