ロシア軍によるウクライナへの侵攻について
(談話)
衆議院議員 梅谷 守
ロシア軍は24日、ウクライナに侵攻した。攻撃を受け、ウクライナでは戒厳令が出されるなど、私たちが最も懸念していた深刻な事態となった。
わが国は、ウクライナの主権と領土の一体性を一貫して支持し、同国の民主化•自由化を推進。地域の平和と安定に寄与するために、G7をはじめとする国際社会と協調しつつ、同国に対する支援を行ってきた。そして、国会では先日、「自国と地域の安定を望むウクライナ国民と常に共にあることを表明する」と決議したところである。
ウクライナへの侵攻は、力による一方的な現状変更であり、国際的な原則に反する行為である。なによりも、わが国を含めた世界の安全保障の根幹を揺るがすものであり、断じて認めるわけにはいかず、ロシアによるこの侵攻を日本は強く非難すべきである。
日本政府は、まずなによりもウクライナ在住の邦人はもとより、ロシア在住の邦人の安全確保に全力を挙げるべきである。また、情報把握および分析を徹底し、そのうえで関係各国との緊密な連携のもと、わが国としても厳しい制裁を含め一致した行動をとるべきと考える。併せて、ウクライナに対する人道的支援を行うべきである。
同時に、世界に誇る平和憲法を掲げるわが国は、日本ならではのリーダーシップを発揮し、あらゆる外交資源を駆使し、ウクライナの被害の最小化と緊張緩和の実現に向けて全力を尽くさなければならない。
以上